抗インフルエンザ薬は添付文書と注意点を把握して投与

インフルエンザウイルスに感染した場合は、高熱とともに咳や痰、頭痛などといった症状が出始めた段階ですみやかに抗インフルエンザ薬を投与しなければなりません。抗インフルエンザ薬は、医師や薬剤師からの指導のもとで投与することが大切ですが、医薬品の添付文書に記載されている注意点をよく読むことも大切といえます。
例えば、どの医薬品の添付文書にも用法・用量は必ず記載されていますが、その傍らには用法・用量に関連した注意点がいくつか記載されていることが多いです。治療と予防の両方に用いることができる内服タイプの抗インフルエンザ薬の場合だと、用量・用量に関連した注意点として、治療に用いる場合は症状が発現してから2日以内に投与を開始しなければ十分な治療効果が得られないことや、予防に用いる場合にはインフルエンザの患者と接触してから2日以内に投与を開始する必要があること、ウイルス感染の予防効果は薬剤を連続して投与している期間のみしか持続しないことなどが記載されています。
また、抗インフルエンザ薬に限らず、どの医薬品の添付文書にも注意点として必ず記載があるのは、副作用です。前述の抗インフルエンザ薬の添付文書では、副作用として下痢、腹痛、嘔吐、発疹、めまい、頭痛、不眠症、低体温などの症状が挙げられているほか、重篤な副作用として、アナフィラキシーや肺炎、劇症肝炎、黄疸、急性腎不全、出血性大腸炎などの症状が挙げられています。予め添付文書を読んで副作用の症状を把握しておくことで、治療中に身体の異変が起こった場合に「薬の副作用なのではないか」と疑いを持つことができるほか、病院で診察をしてもらう際にこのことを医師に告げることで正確な診断が受けられやすくなります。